ほっとけない三人組

子どもの頃
毎年13日は おばあちゃん家に
家族で行ってました。
おばあちゃん家といっても
ホントはおじいちゃん家ですが…家主は。
昼過ぎに着くともう何組かの親戚家族が
到着していて必ず高校野球のテレビがついてました。
正月とお盆の年二回しか会わないので
いとこ達とも最初はよそよそしく
子どもながら牽制しつつ近況報告
していたのを覚えております。
夕方になるとそろそろ打ち解けたいとこ達と親たちで
提灯持ってお墓に仏様のお迎えに行きました。
お墓の前で提灯に火を入れるとそれを辿って
仏様も一緒に家に帰ってくるんだよと
言う説明を真剣に聞いてました。
だから途中で火が消えた時
『仏様が迷いんしゃあばい』って言って
もう一度お墓に戻ってやり直した思い出があります。
我ながらプュアでしたなぁ〜
あれからもう四半世紀経ちますが
子ども達に受け継いでいかないかん
古き良きしきたりなんだがなぁ〜と
京都花月の楽屋にいながら
遠いふるさとをおもふのであった。