恋もオチない漫才師(仮題)

わざわざスーツを取りに帰るため
大阪から名古屋をスルーして
新横浜へ行ったのにスーツを持たずに
家を出て新横浜から名古屋へ向かって
新幹線に乗ってしまいました。
何しょうと?
マジで 何しょうと?
直前に
スケジュールの行き違いについて
説教じみたことを言ったマネージャーに
早くも泣きついてしまいましたばい。
情けない やら 恥ずかしい やら。
結局 いろんな大人の方々が動いてくれて
新喜劇の若手の子に借りることになりました。
村役場で事務局員役をしている宮崎高章くんです。

夏祭りに呼ばれた漫才師が衣装を忘れ
手伝い来ていた地域街づくり課の職員の人が
『僕の家すぐ近くなんでスーツ持ってこさせます』
『助かった〜』
慌てて髪の毛だけを束ねた様子の
若い女性がつっかけを履いてスーツを
持ってきてくれました。
『これでも お兄ちゃんが持ってる
中で一番マシなほうです』
似ても似つかない職員の妹に漫才師が
一目惚れするところから 本日の新喜劇のスタートです…
ウソです

とにかく 名古屋よしもとの方々
大槻衣装の皆さん
新喜劇の宮崎くん
おかげさまで漫才できました
ありがとう!

ルミネの出番のため
挨拶もそこそこに名古屋を去った
漫才師は新幹線の中でもう一度気付きます
『はっ!?スーツのポケットに携帯入れたまんまだ!』
新幹線の公衆電話から自分の番号にかけると
繋がったのは
妹さんでした。
ここからが二景

もう いいか?